浄土真宗の葬儀は、「故人に迷わず成仏してもらうために」という「鎮魂」の儀式や、故人と最後のお別れをする「告別式」ではありません。浄土真宗のお葬式は、ひとりの人間の死という事実を、私たち一人ひとりが自分自身の問題として受けとめ、大切な方との死別という悲しみを通して「仏法」に出合い、自分のこれからの人生の依りどころとする場なのです。
「清め塩」はほとんどの葬儀にみられますが、浄土真宗の葬儀では使用しません。
生前に親しんでいた方が亡くなられた途端に、穢れたものとして塩でお清めをするなどはもってのほかで、故人を貶めることに他ならないから「清め塩」は使用しないのです。
お葬式や法事の時には、薫香を焚く「お焼香」をしますが、浄土真宗のお焼香は3回でなく1回です。額に拝しいただく必要もありません。
宗派として「お焼香」の方法が定まっていますので、詳しくは住職にお尋ねください。
「法名」とは、仏教徒としての名前を表す言葉です。他宗では「戒名」と言いますが、浄土真宗では、戒律の一つだに守れない私たちを、そのままお浄土へお迎えくださる阿弥陀様のおはたらきによる有難い仏名なので「法名」というのです。
法名は「釋〇〇」で、お釈迦様の弟子(仏弟子)としていただく名前です。
生前にいただくには、「帰敬式」(おかみそり)を御門主から受けますが、死後の場合は、菩提寺の住職が授けます。
担景寺は、浄土真宗本願寺派の寺院ですが、故人様の生前の宗旨・宗派を問わずお葬式・ご法事の御依頼をお受けいたします。
ホールや葬祭場にも出向いたしますが、ほとんどは幸手市・春日部市・久喜市・杉戸町・宮代町で、その他の地域は事前にご相談いただいております。
坦景寺は「お通夜・お葬式・初七日を含む一般葬」や「一日葬」・「家族葬」など種々のお葬式やその後の御法事の全てにご対応いたしますが、お葬式・法事の形式は、すべて浄土真宗本願派の法式に則ってとりおこないます。
担景寺は、幸手駅や圏央道幸手ICに近く、お詣りしやすい環境にあるので、殆どの方が御法事は、担景寺本堂でなさいます。
駐車場は広く、参道は平坦で歩きやすく、街中なのにとても閑静です。無料で利用できる和・洋の客殿があるので、御法事までの待ち合わせにも大変重宝いたします。
本堂内の御荘厳は、お浄土を偲ばせるほど素晴らしく、西本願寺の前御門主が関東御巡教の折、お立ち寄りになられ感心なされたほどです。
美術に関心をもつ前住職が収集した絵画などを鑑賞するのも楽しみのひとつでしょう。